Anaplanは米国時間2026年9月1日、アジア太平洋(APAC)地域での事業拡大に向け、数百万ドル規模の投資を実施したと発表した。この取り組みの一環として、インド・グルグラムに全世界で最大規模となる新オフィスを開設し、APAC地域で初となるカスタマーエクスペリエンスセンターを併設した。
Anaplanは、AIを活用したシナリオプランニング・分析プラットフォームを提供しており、企業の迅速かつ的確な意思決定を支援するサービスを展開している。今回の投資について、CEOのCharlie Gottdienerは「APACはAnaplanの成長とイノベーションにとって重要な地域であり、グルグラムへの戦略的投資がさらなる成長と顧客への価値提供を推進する」と述べている。
APAC全体では、2025年度にAnaplanの新規受注額が他地域を上回る高成長を記録した。また現在、APAC9拠点で500人を超える従業員を擁しており、インド、インドネシア、シンガポールの新設データセンターを通じて、現地のデータレジデンシーへの対応も強化している。これまでにブリヂストン、Canva、三井化学、みずほ銀行、オムロン ヘルスケアなど、500社超のAPAC大手企業がAnaplanを導入している。
新たに開設したグルグラム拠点は、42,000平方フィート(約3,900㎡)の広さを有し、最大500名の従業員が勤務可能となる。インド最大の不動産ディベロッパーであるDLF Indiaとの協力で設立された同拠点には、エンジニアリング、製品開発、市場進出計画(GTM)、カスタマーサポート、マーケティング、人事などのチームが集結する。これにより、エンタープライズイノベーションを現地で推進し、グローバルな製品ロードマップ策定や、新たなAgentic Enterpriseフレームワークの推進に寄与する方針だ。
また、併設されたカスタマーエクスペリエンスセンターでは、企業リーダーがロールベースAIエージェントを実際に試用できるほか、インタラクティブなシナリオプランニング体験も提供される。エージェンティックAIによるリソース配分の最適化や意思決定スピードの向上効果を、具体的に体感できる施設となっている。
Anaplanインド責任者のSanket Deodharは「インドのAI人材レベルは高く、さまざまな産業で当社プラットフォームの導入が進んでいる。グルグラムを拠点としてAI機能開発を加速させていく」とコメントした。
今後もAnaplanは、APAC地域を中心にAIを用いた意思決定基盤の基盤強化と事業拡大を進める計画である。
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