スピード感と熱気に溢れた創業期のソニー銀行
津嶋:
転職してみて、ソニー銀行の印象は変わりましたか?
髙木:
「こんなにアナログだと思わなかった」というのが最初の感想です。ソニー銀行では住宅ローンの金利を実行の半月前に発表しているのですが、そんなこと普通の金融機関ではありえません。いったいどんな高度な予測シミュレーションを行っているのかと思っていましたが、実はそんなに難しいことをしているわけでもなく…。「将来の変動リスクはどうみてるの?」と聞くと、「もちろん変動リスクは参考にしているけれど、顧客の利便性をあげるために許容できるリスク量かどうかが大事だよね」と言われ、目からうろこというか顧客本位の取り組みを実直に実行していることに、カルチャーショックを受けましたね。