フィンテックベンチャーと共創・協創していきたい
津嶋:
少し話が変わりますが、最近はフィンテックに代表されるような動きにより、金融業界も破壊に向かっていくのではないかと言われています。そのあたりに対しての取り組みや考え方をお聞かせください。
髙木:
ソニー銀行が15年前にインターネットで始めたことは、当時のフィンテックだったと思っています。金融とデジタル・ITは相性が良くて、現代の金融はデジタル・ITの技術のうえに成り立っているといっても過言ではない。ソニー銀行のミッションは「個人の金融行動にイノベーションを起こす」ことなので、フィンテックベンチャーの方々が目指している方向と大きく変わらないと考えています。なので、彼らを敵対し競争するのでも、変に寄り添うでもなく、それぞれが選ぶ道筋でイノベーションを起こしながら、一緒にできることは一緒に共創・協創しながらやっていきたいですね。