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2016年は「IoT×知財」元年―オープン&クローズ戦略を実践する先進企業の未来予想図

グローバル知財戦略フォーラム2016 セミナーレポート:第2回

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クローズ領域のノウハウを開示するのはどんなときか?

渡部(東京大学政策ビジョン研究センター):
 次に、クローズ領域の話に移ります。これだけ大きなビジネスエコシステムが形成されていく中で、クローズ領域の課題や活用方法のアイデアがあれば伺いたいと思います。まずは西岡先生、共創領域でのノウハウの位置づけについて補足していただけますか。

西岡(法政大学デザイン工学部):
 私は「つながる工場」というコンセプトでやっておりますので、工場の内側、つまり「どういう作り方をしているのか」ということをある程度オープンにしなければいけないということがジレンマになります。製造ノウハウは一番重要なところで、1回見られてしまったらおしまいということも確かにあるでしょう。ただ、モノづくりにも段階があって、何でもかんでも隠す必要はないと考えています。細かい粒度の製造プロセスはしっかり隠し、生産管理や品質管理といった生産プロセス、つまり現場の作業者がどういう順番でどんなことをやっているのかというのはある程度オープンで良いのではないか。逆にそのあたりをオープンにしないと、工場内の“コト”をサービス化して生産現場をつなげるということができません。全体的に日本の工場は、隠しすぎることで却って孤立し、その技術がなくなってしまうという危機にあるのでは、と感じます。

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