AIがクリエイティビティを持つために必要なことは「コンテキスト」と「偏った情報」
レイ：
感情や愛ということで、AIとクリエイティビティについて少し話したいと思うんですけれども、「AIに感情や愛のこもったコミュニケーションやクリエイションできるか」という議論は200年前に「写真」という技術が世の中に出てきた時の議論と似ているんです。
1830年代に写真がある程度の技術として確立されて、そこから70年近くたってやっと「写真はアートだ」と世の中に認められるようになってきた。写真の場合は75年間かかったけれど、AIの場合はその十分の一の5〜10年くらいでアートとして認められるようになるんじゃないかと思っています。
米倉 千貴氏（株式会社オルツ 代表取締役）