SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Design×Management=Innovation

ネットワーク科学研究者・佐山氏が語る、幼少期の「複雑なまま全体を捉える能力」が未来を創る理由

特別鼎談:佐山弘樹氏×入山章栄氏×佐宗邦威氏 前編

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

あらゆるものは「ネットワーク」として捉えられる──細胞や食物連鎖、教育からビジネスまで

入山:
 佐山さんは、「複雑系」の中でも、実際にどのようなことを研究されているんですか。

佐山:
 いろいろありますが、まずは、マクロ的な視点のものだと、かつては「数理生物学」*3という分野でネットワークの研究をしていました。たとえば食物連鎖は、「食う・食われる」の関係をたどっていくある一定の場所の生物間における「1つの鎖状の関係」のことですが、現実には複数種の餌を食べる動物は珍しくなく、また、複数種に食べられることも当然あり得ます。それらを考慮に入れて図を描けば、「食う・食われる」の関係の入り乱れた複雑な網目が描けるんです。これを「フード・ウェブ(食物網)」と呼び、どうしたらこれが安定するか、数理的なモデルを作ると定性的な解を得られることがあるんです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
Design×Management=Innovation連載記事一覧

もっと読む

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング