他地域への横展開が「成功しやすい地方での起業」、他地域への横展開が「見えづらい東京での起業」
地方で勝つということは意味があることだ。「山梨で勝ったモデルは、群馬でも勝つかもしれないし、新潟でも勝つかもしれない。けれど、東京で勝てるモデルは、山梨で勝てるか分からない。地域性というのはあるが、地方を席巻する力があるものはだいたい他の地方でも勝てる余地がある。なので、地方で勝てるのは意味がある」と藤野氏は力を込める。その理由を藤野氏は次のように説明する。地方は人件費も土地の値段も安いため、トライアンドエラーが小さい規模でできるからだ。東京は人件費も土地も高いので、「勝負が大きくなってしまって一回の失敗で力つきることが多い」。地方で勝てたら、他の地域に行ける可能性があり、そもそも地方で戦うことが有利だというわけだ。
藤野氏は「伸びる企業」で投資先の目安にしている基準を3つあげた。