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トラリーマンに学ぶ「働き方」

良い意味での公私混同である“ライフワークバランス”──トラが生息できる組織とは?

第2回対談ゲスト 株式会社琉球銀行 営業統括部 メディア戦略室 室長 伊禮真さん:後編

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 本連載では現役のトラリーマン、もしくは直前までトラリーマンとして大企業で活躍していたゲストを迎えて、トラリーマンとは何か、その特徴を個別に深掘りしていく。今回は、今年70周年を迎える株式会社琉球銀行の営業統括部上席調査役で、4月1日からメディア戦略室室長に就任する伊禮真(いれい・まこと)さん。本稿は、トラリーマン流マネジメントは“公園の管理人のおじさん”、ワークライフバランスではなくライフワークバランス、“エリート虎”が生息する多様性のある組織など、前回、前々回に引き続き、トラリーマンの本質に迫る。全3回の最終回となる記事をお届けする。

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トラリーマンが会社に「貢献」できること──既存の組織にフィットしない優秀な社員の場所づくり

仲山進也さん(以下、敬称略):トラリーマンが会社に「貢献」できることって何だと思いますか?

伊禮真さん(以下、敬称略):自分のようにチャレンジできる立場というスペースを、後進のために確保して譲り渡していくということかなと思っています。例えば、僕の責任の範囲内で自由に動ける場所を作る。

仲山:既存の組織のラインではうまくハマれずに、上司からの評価を得られていない人たちが本来の能力を発揮できる場所であったり。

伊禮:普通に1対1で話せばモチベーションも高いし、ただ埋もれているだけの逸材っていますよね。例えば、思いは熱いのに上司とぶつかって泣きついてくるような後輩がいたら、100%受け入れてあげたいと思いますね。

仲山:そういう受け入れ先がなければ、辞めるしか選択肢がなくなってしまいますからね。「トラ予備軍の居場所をつくる」という役割については僕も同感で、将来目指したい仕事のイメージって“公園の管理人のおじさん”なんです。子どもたちが安心して遊べる見守り役みたいな。

伊禮:「おいおい、それ以上ヤンチャすると危ないぞ」と言ってあげられる役目ですよね。お前がいうなって感じですが(笑)。

仲山:トラは束縛されたり管理されたりするのを嫌がるので、「面倒を見る」という押し付けがましいことはしません。勝手に遊べる場所を確保するようなイメージです。以前、トラリーマンな県職員さんが言っていたのが、「公務員がやってはいけないことを突き詰めて考えてみたら、法律違反しなければなんでもやっていいと気づいた」と言っていましたが、そういう境界線です(笑)。

伊禮:その通りですよね。本当は皆自由なはずなのに、自分で自分を締めつけている人はとても多い。

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