“虎市長”が生まれた経緯──なぜ公務員という安定した人生を捨てたのか
仲山:そもそも都竹さんはなぜ岐阜県職員になろうと思ったんですか?
都竹:私は実家の飛騨市、当時の旧古川町が好きで、特に地元の祭りが大好きなんです。祭りと切れてしまう人生は嫌だという思いが強くて、最初は旧古川町の役場を受けようと思ったんですが、たまたま僕の卒業年には大卒の採用がなく、どうしたものかと迷っていた時に、県職員をしていた叔父から「県で働くのもいいぞ。飛騨にもいくつも事務所があるからな」と勧められたというのがきっかけです。