「DDD」は、「データは、人と世の中をより楽しく幸せにすることができるだろうか?」をテーマに、新たな企画や事業、サービスの創出に興味・関心を持つ社会人、学生などに参画を募り、参加者自らがデータに接しながら企画を作り上げるプロジェクトになる。
「DDD」には305名が応募し、その中から49名が選考を通過し、5日間のオープン日を活用し、新たな企画やサービスを立案し、審査会当日にプレゼンテーションを行った。この49名・20チームの中から、厳正な審査の結果、最優秀賞はタイトル「チョコバットはどこだ?」、優秀賞はタイトル「“中身”を見る婚活」、審査員特別賞は「しぇあくり」が決定した。
DATA DEMOCRACY DAYS 審査結果
■最優秀賞
- テーマ:チョコバットはどこだ?
- 概要:買いたい商品や人気が高く品薄の商品を、一般消費者向けにはアプリ、メーカーには販売店検索サービスを提供する在庫検索サービス
- 受賞者:土井悠哉さん、石鍋俊明さん、大賀鶴喜さん
- 審査コメント:商品が見つからないという問題を解決するという視点や、ここに置いたら売れるのではないかという提案が、オンラインショッピングではなく実際の店舗へ行くモチベーションに繋がるもので、期待が持てるアイデアであり、新しいアイデアであった。
■優秀賞
- テーマ:“中身”を見る婚活
- 概要:オンライン婚活が普及する中、第一印象を容姿で判断すること無く、金銭感覚や嗜好性などその人の”中身”で判断することができる婚活アプリ
- 受賞者:金山哲平さん、齋藤優太さん、西村宇貴さん
- 審査コメント:個人の嗜好性をデータで合わせていくことは、今の時代だからこそできるマッチング。文化的な嗜好性だけでなく、嘘をつくことができないデータで人と人をつなぐことは今後重要なマッチングを支える重要な技術である。
■審査員特別賞
- テーマ:しぇあくり
- 概要:親子間の仕送りとして、購買履歴から親が好みそうな商品やTポイントを贈ることができるサービスで、家族の間のつながりをもっと生んでいく仕組み
- 受賞者:梅木遼さん、藤澤優さん、八幡諒さん
- 審査コメント:人と人をつなぐすばらしい提案。日常生活のちょっとした思いやりと優しい気持ちが社会に広がってほしいと思わせる企画だった。
- 村井純氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長 環境情報学部 教授)
- 樋口知之氏(情報・システム研究機構 理事 統計数理研究所 所長)
- 林千晶氏(株式会社ロフトワーク 代表取締役)
- 板倉陽一郎氏(ひかり総合法律事務所 弁護士)
- 庄司昌彦氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 主任研究員・准教授)
- 北村和彦氏(CCCマーケティング株式会社 代表取締役社長)