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「インサイトフルな組織」とは?

情緒のみでは「インサイト」ではない──リサーチ結果を読み違え、“残念な新商品”を生み出さないために

第2回

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専門性がバイアスにならぬように、研究開発では「技術」ではなく、「人」の心を研究する

 バイアスにより企業が機会損失を被った「マウンテンバイク」の事例を紹介する。マウンテンバイクは、既存の自転車メーカーが提案したのではなく、米国の若いサイクリング愛好家が、太いタイヤやサスペンションを取りつけた改造自転車で山道などのオフロードを走ったことに由来する。このような行為は、当時の大手自転車メーカーにとっては主流の楽しみ方とはまったく異なるものだったため、当初は無視されていた。しかし、その遊び方が広がっていった状況を受けて、あるメーカーが生産を開始し、ブームとなって、結果的には米国市場の65%を占めるまでに成功を収めた。

 大手企業は、それまで獲得してきた「専門性≒バイアス」により、この新たな動きに関心を持てず手を打つのが遅れた。その大きな機会損失は、結果的に自らの専門性があだとなったものだったのだ。では、どうすればそのような自分都合の考え方から抜け出せるのだろうか?

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大松 孝弘(オオマツ タカヒロ)

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