安心して動ける枠組みを作るにとどまらず、組織改革に着手
AGC株式会社 代表取締役社長 島村琢哉氏
AGC株式会社社長。1980年慶應義塾大学卒業、旭硝子入社。2003年アサヒマス・ケミカル(インドネシア)社長に就任。2010年に旭硝子執行役員化学品カンパニープレジデント、2013年に常務執行役員電子カンパニープレジデントを経て、2015年1月より現職。
加藤:多くの経営者は事業ポートフォリオを変え、社員が安心して自由に動ける枠組みを作ったら、「あとはよろしく」と現場に任せると思います。ところが、島村さん始めAGCの経営層の方々は、そこから一歩踏み込んで組織改革を行っているという印象があります。それは、社長就任当初から取り組もうとお考えだったのですか。他の経営メンバーとの“目線合わせ”をなさったのでしょうか。