言語化により無意識の深化を目指す「パターン・ランゲージ」
普段意識している部分とは異なる、自分自身の無意識な部分へアクセスすること。そこは真理とは言わずとも、何らかの普遍性を持ったものである可能性が高いのではないか。そうした場所が誰にでもあるならば、ぜひともそこへ潜ってみたいと思うだろう。
無意識な部分にアクセスできる方法として、パターン・ランゲージや仏教の教えが有効なのだとしたら、日本人は得意かもしれません。「〜道」というような様々な”型”を作りますよね。様々な経験則を集めて、その場所に至るための近道や型を作り、それを学ぶことで最速でその場に行けるとしています。(林口氏)
その言葉に井庭氏もまたうなずき、アレグザンダー氏がパターン・ランゲージの思想をまとめた本『時を超えた建設の道』のなかでも「道」という言葉が使われていて、東洋的な考え方の影響を受けて考案されていたことを紹介する。