組織の“成長痛”を体験的に伝える方法を求めていた仲山さんとの出会い
──その後、ファシリテーターとして独立されたのでしょうか?
長尾:「30歳でファシリテーターとして飯を食えるようになりたい」という思いがあって、26歳までは最初の会社で毎日、山に出てアクティビティをやっていました。
ただ、企業研修をやるうちに、会社員の人たちが話している内容が全然理解できないことに気づいたんです。「稟議書が」とか「基幹システムが」とか……。僕がいたのは地方の社員数50人くらいの零細企業なのでそういう言葉を使ったことがなかったし、そもそも就職活動もせずにバイトから正社員になったので、もう少し世の中のことを知りたいと思うようになりました。