「ドコモ5Gオープンクラウド」は、2018年4月に開設した5G技術検証環境である「ドコモ5GオープンラボTM」とクラウドコンピューティングの設備(以下、クラウド基盤)を直結した、テレコムクラウドの技術検証環境。また、「ドコモ5Gオープンクラウド」の参加企業向けに、ドコモが開発した画像認識やAIエージェント基盤なども提供する。
これにより、遠隔からクラウド基盤に接続した自社ソリューションの5G技術検証や、クラウド基盤上でパートナーとドコモの技術を持ち寄り、ソリューションを創出する場としての活用も可能になる。
さらにドコモは、「ドコモ5Gオープンクラウド」を通じて開発されたソリューションや技術を「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」の参加企業・団体向けに情報発信し、ソリューションの開発企業と利用する側の企業・団体とのビジネスマッチングなどの取り組みを進めていく。これにより「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」が、パートナーとドコモの協創により、様々な業界の課題解決に取り組む場として発展していくことを目指す。
「ドコモ5Gオープンクラウド」には、NTTテクノクロス、ソニー、トレンドマイクロ、日本電気、ヴイエムウェア、ワコムの6社が参加しており、2018年7月下旬より各社の要素技術を活用した技術検証を開始する。
また、パートナーとの協業によるソリューション創出を推進するため、「ドコモ5Gオープンクラウド」に自社のソリューション、要素技術を持ち寄った技術検証や、ビジネス化を見据えた協業に賛同するパートナーを募集している。
ドコモは、様々な企業・団体が「ドコモ5Gオープンクラウド」を活用することで、パートナーとの連携をさらに強化し、5G時代の新たなソリューション創出の加速を目指すという。