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デザインによる都市OSの変換

広義のデザインによる「都市OSの変換」──“キレイな概念”より“色気のある都市”へ

東京急行電鉄株式会社 小林乙哉氏×株式会社ビオトープ佐宗邦威氏対談:後編

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まず住民のビジョンがあり、企業や行政がボトムアップな都市づくりをサポートする時代

小林:これまでの都市計画は、行政職員が都市マスタープランという広い範囲を対象とした都市づくりのビジョンを作っていましたが、これからはもっときめ細やかに地域ごとのビジョンが必要だと感じています。その場合、地域住民のほうが、その地域のことをよくわかっているし、どうするべきかというビジョンも持ちやすいと感じています。地域住民が思い描いてきたビジョンをベースに、それを実現するために企業はテクノロジーを提案し、行政が既存のルールを見直してサポートするという形を、この「TAMA X」では実現したいですね。

佐宗:そうですね。だからこそ「TAMA X」では、大きな建物を建設する都市開発という手法ではなく、ビジョンを発信して共感した人が参加でき、実際にボトムアップで取り組みを始めるという方法になっているんですよね。

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