富士通は2010年より、従業員のPC利用について、定時前の残業申請や、未申請時のPCシャットダウン機能など、「残業抑止」を目的とした製品を提供してきた。今回、PCの操作ログをベースに、業務内容を見える化する「働き方可視化機能」を新たに追加したという。
この機能は、利用ソフトやウィンドウタイトルなどから操作ログを収集して、資料作成やコミュニケーション、会議などカテゴリ分けし、一人ひとりの業務内容を月次や日次単位で可視化するもの。これにより、従業員の自発的な業務効率化や組織全体の働き方改革を支援するとしている。
富士通による働き方改革
富士通では、働き方改革には「TIME(働く時間の見える化)」を起点として、「STYLE(効率的な働き方)」「PLACE(快適な職場環境)」「HEALTH(健康経営)」という4分野があるとしている。TIME CREATORは残業時間の管理を中心とする「TIME」のサービスに位置付けられていたが、今回の新機能により、実際に働く内容の見える化・効率化までを提供する「STYLE」まで領域を拡大した。