MBOでは得られなかった評価への納得感と当事者意識を芽生えさせる──YappliのOKR運用
最後に取り組みを紹介したのは、Yappliの角田耕一氏である。
Yappliは現在140名規模の組織で、役員は4人いる。まだ目の行き届く範囲ではあるのだが、評価と目標設定に課題を感じていた。MBO(Management By Objective and self control:目標管理制度)を使って目標を管理していたが、MBOでは 納得感の醸成を客観性に依拠する思想に難があったという。目標の数値化は主観が加わるものであり、目標設定のプロセスでメンバーが関われる範囲も限定的だったからだ。