ミュージシャンや画家の経験が、経営やプログラミングのヒントになる
増村:当時の石井さんがそうだったように、アート・アンド・ロジックの受講者にはITエンジニアが多いんですよ。画家の場合、それこそ数学的にものを見て脳にインプットして、感性で伝えるという方法で思考を具現化していきますから、プログラマーの人がやっていることとすごく似ているんだと思います。
石井:そうですね。プログラミングというのは完全に論理の世界ですけど、エンジニアやプログラマーは「コードが美しいかどうか」という議論をよくするんです。例えば(プログラミング言語の一つである)Rubyを使う理由が「書いていて楽しい言語だから」だったり。そういう点ではすごく直感的なんですよね。