今回発表した「ICTマンション」には、NTT西日本と実証実験を行った顔認証システムの他、各種センサーなどを導入。住宅設備から得られるライフログと合わせて、様々なデジタルデータを“暮らし情報”として、情報プラットフォーム(「BIM & LIM Cloud」)に集積・分析するという。それによって、セキュリティ、情報サービス、見守り、防災、保守、修繕といったマンションの日々の暮らしから建物の長寿命化までの活用を目指すとしている。
「ICTマンション」第1号物件に導入する予定のICTやシステムとその活用方法
- 振動センサー:地震時の本人・家族への通知/スマートロックによる防災備蓄庫の非常時自動開錠/エキスパンション・ジョイント部の状態監視を実施
- 気象センサー:居住者等にタイムリーなピンスポット気象情報を提供
- 給排水センシング:給排水管の状態監視(検討中)
- 顔認証システム:入館・エレベータ制御を行うとともにライフログデータとして集約
- HEMS:家電の遠隔制御まで拡張することで、エネルギーマネジメントを促進するとともにライフログデータとして集約