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なぜデータ分析を学んでも、ビジネスに結びつかないのか──柏木先生が語るAI時代のデータ活用リテラシー

ゲスト:データ&ストーリー代表 柏木 吉基氏

 日立や日産などのグローバル企業での経験をもとに、企業向けのデータ活用研修などが好評な柏木吉基氏。新刊『問題解決ができる! 武器としてのデータ活用術 高校生・大学生・ビジネスパーソンのためのサバイバルスキル』(以下、『武器としてのデータ活用術』)は、仮説として持っていた「なぜデータはあっても“活用”ができないのか」への検証済みのソリューションだという。今回は、執筆の動機、著書の核心となる内容をベースに、AI時代にヒトに必要となるデータ活用リテラシーとは何かに迫る。

[公開日]

[語り手] 柏木 吉基 [取材・構成] 栗原 茂(Biz/Zine編集部) [写] 和久田 知博

[タグ] データ・アナリティクス データ活用

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なぜデータはあっても活用できないのか──「データ活用に必要な三つの箱」とは

──今回の著書『武器としてのデータ活用術』は、多くの企業で「データ活用が進まない」状況に対して、ご自身の仮説を検証したものだとおっしゃっていますね。まずはその点から教えて下さい。

データ&ストーリー代表 柏木吉基氏(以下、敬称略):データサイエンスがブームとなり、現在ほどビジネスの現場でその重要性が語られている時代はありません。しかし、私が接する企業の「データ活用」に関する悩みは尽きません。「なぜデータはあっても活用できないのか?」に対して私なりの仮説を持っていましたが、多くの企業の課題を解決していく過程で、「あー、ここにやはり問題があったのか!」という確信に変わりました。本書ではその確信を、具体的に読者に共有する目的で執筆しました。

 まずは、私が「データ活用に必要な三つの箱」と名付けた図を用いて解説していきましょう。

──よろしくお願いいたします。

柏木:ビジネス上の課題を解決するためのデータ活用には、主に三つの活動(箱)が下記図の順番で存在します。一つ目は、「分析前の問題/目的定義と仮説構築」です。次のステップのデータ分析前に行なう、ということが重要です。二つ目は、「分析そのもののスキルや知識」で、統計理論・分析手法を活用して目的に沿ったデータからグラフ作成などいわゆる”作業“のためのスキルです。三つ目は、「分析結果の解釈とストーリー構築」で、出てきた分析結果の当初の目的や仮説の検証結果として、伝えていく作業になります。

タイトル

柏木:データ活用に課題を持つ企業では、一つ目の作業を飛ばしてしまい、二つ目の作業である「データ収集」と「とりあえずのグラフ化」などを開始してしまいます。

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