なぜミレニアル世代とZ世代は、ブランドにストーリーや手触り感を求めるのか
増村:ローカル性の高いハイコンテクストな意味づけをしながら、グローバルで勝負するために、「意味のイノベーション」は効果的だということがよくわかります。でも、その実践は日本企業にとって難しさがあると思いますが。
安西:そうですね。日本企業はもっと「ネットワーク」や「コミュニティ」を意識すべきだと考えています。コンテクストの高い領域でビジネスを広げるには、海外市場を理解することが重要です。イタリアの中小企業はうまくネットワークを活用し、自社のプロダクトを売り込んでいますが、日本にはその視点が欠けています。