未来の変化要因の「構造化」から、現在と未来の「つながり」を発見する
次は「構造化する」のプロセスです。先ほど選んだ4つの重要な要因とその他の要因の関係性を構造化(=氷山図)していきます。構造化することで、現在と未来のつながりが具体的に認識できて、重要な要因に対する深い理解、および妥当性の確認が可能となります。氷山図は重要な要因ごとにひとつ作成します。
3-1. 重要な要因の構造化と二極化
まず、一番上に重要な要因のひとつをマッピングします。次に前のプロセスで作成したシートから、重要な要因に関係する要因を抽出しマッピングしていきます。最上位に位置するのは、不確実性が高く影響度が高い要因、最下位は不確実性が低く影響度が高い要因になります。作成していく過程で、洗い出されている要因だけでは構造化できない(つながらない)場合もあります。その場合には、必要に応じて追加リサーチするなどして、つなげるための未来の要因を考えていきましょう。最後に、構造化した重要な要因がどのように二極化していく可能性があるのかを検討していきます。