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なぜ新規事業の事務局は疲弊するのか──事業創出特化型SaaSで工数削減に成功したドコモの“次の一手”

ゲスト:株式会社NTTドコモ イノベーション統括部 金川 暢宏氏、服部 和也氏、株式会社Relic 代表取締役CEO 北嶋 貴朗氏

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人材の成長を“変化量”として可視化するThrottle

──Throttleは、どのくらいのアイデア数、または応募者数だとその効果を実感できそうでしょうか?

北嶋:規模にかかわらず効果はありますが、特に1回のプログラムで50アイデア、ユーザー100名以上に達するような場合は、より顕著に効果が出てくると考えています。規模が大きくなればなるほど、効果は大きくなりますね。

金川:LAUNCH CHALLENGEの取り組みの目的には、人材発掘の側面があります。NTTドコモは日頃、安定したサービスの提供や事業運営を実現するための仕事に従事する人が多いので、新規事業に取り組める人材を発掘するというのが非常に重要です。投稿者の人的管理もできるという点でThrottleは使いやすいですね。

 また、応募アイデアへのフィードバックとフィードバックへの反応などを可視化できるのは非常に助かります。初期アイデアそのものではなく、そのアイデアがどのようにブラッシュアップしていくのか。初期アイデアに固執しすぎていないか。良い方向にブラッシュアップできているか。モチベーションが継続できているか。そういったことを確認できるのは大きいです。

 実は第3回のLAUNCH CHALLENGEからは、初期アイデアではなく変化量を重視し、アイデアをブラッシュアップするプロセスを評価するようにしました。以前のシステムではその変化量が非常に把握しづらかったんです。でもThrottleを導入することで、その変化を確認しやすくなりました。

ThrottleThrottleの工数管理の一部

服部:今回のプログラムでは、変化を重ねる人とそうでない人が顕著にわかりました。文字面を変えただけのように見えてしまう人がいたり、検証を求められても、自分の都合の良いように検証してしまったりしていることもわかりました。自分のアイデアに固執している人は、メンターさんが何を言っても変わらないんですよね。

北嶋:変化量を評価ポイントに入れるということにしたら、3回目から明らかに最終報告のレベルが上がりましたよね!

金川:北嶋さんは、LAUNCH CHALLENGEだけでなく、その前からやっているR&D向け新規事業創出プログラムである39worksにもメンターとして参加してくださっています。現場に近い立ち位置から見ていただいているので、私たちの抱えている課題がプロダクトに反映されていると感じます。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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