テクノロジー企業の2つの選択肢──領域拡大とパーソナライズ
近年、サービス範囲を隣接領域に拡大する傾向や、初めから複数領域にまたがったサービスを提供する流れが見られるようになりました。
たとえば、アメリカのtovalaではスマートオーブンを販売しつつ、レシピ付き食材もサブスクリプションサービスとして提供しています。しかも、オーブンと食材・レシピの連動性が高く、送られてきた食材の包装についているQRコードをスマートオーブンのスキャナーで読み込むと、レシピのデータがスマートオーブンにインプットされ、自動的に調理される仕組みになっています。オーブンという調理機能を軸にして、食材の調達・レシピの検討まで一気通貫でサービスを提供しているのです。