シナジーを生み出せるアライアンス先候補の探索 IPランドスケープ実践事例2
2つ目は、特定分野で住友化学の強みを活かせるアライアンス先候補を探したいというテーマ。アライアンス先候補を選定するためには、対象分野の既存プレイヤーとの相関関係を整理することが不可欠となる。その上で、住友化学の強みとシナジーが生み出せそうな企業を探す活動を行った。
まずは「事業サイズ」や「強み」の確認を行う。その上で要素技術とサプライチェーンごとにマトリクスを作成し、領域ごとに分類される特許を仕分けていった。その上で、どの領域にどういったプレイヤーが存在するのか整理し、相関図を作成して分析した。プレイヤーの相関関係を可視化したことで、同じイメージに基づき共通の議論を行ったところが大きなポイントだった、と坂元氏。