世界中の企業で行動科学チームが活躍している
Walmartの他にも、行動科学や効果測定をいち早く取り入れたテクノロジー企業では、早くからその効果が実証されてきました。
Microsoftは、ブラウザ「Bing」での広告表示の仕方に関するABテストを行い、その効果に基づいて表示を変えたことで、米国における年間収益の約12%に相当する1億ドルもの収益向上を達成しました。また、Amazonは、クレジットカードの案内表示を行う場所をサイトのメインページから買い物かごのページに移行したことで、年間数千万ドルの利益向上に成功しました。認知や心理に影響するほんの小さな要素が、人の行動を変化させ、期待する効果をもたらしているのです。