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データ分析の質を高める5ステップ

「データインサイト×パッション」が人を動かす

第6回

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あなたはいかに橋を渡らせるのか?

アクションの架け橋を駆け走らせる

 前回の「表現する」とは分析結果とアクションの懸け橋のようなものです。怪しい橋は誰も渡らない。ハッキリと「この橋は大丈夫だ!」と思わせないと渡りません。しかし、どんなに魅力的な橋でも絶対に渡るとは限りません。確実に橋を渡らせるには、あなたがアクションをする人の手を引いて渡るのが一番です。それが「伝える」です。

 「伝える」を油断すると痛い目に会います。私も何度か経験してきました。たとえば、分析結果から導き出されたこと(データインサイト)を強く押しつけ過ぎて苦笑いされる。余計な情報を伝えてしまい相手を混乱させやる気を削いでしまう。報告の時間配分を間違えてしまい一番伝えたいことが駆け足になり消化不良となる。「伝える」の役割は伝え動かすことです。これでは人を動かすアクセルになるどころかブレーキになっています。

 ふと、私は自分を省みてあることに気が付きました。人は間違ったことでもやる気があるとやってしまう。しかし、やる気が全くないと正しいことでもやらない。

  • やるべきこと → データ分析から導き出されたこと(データインサイト)
  • やる気のあること → 気持ちがのること(パッション)

アクションはパッションを重なると起こる

 つまり、「やるべきこと(データインサイト)」と「やる気のあること(パッション)」が重なる「こと」を伝えればよいのです。データ分析から導き出された最良の解(やるべきこと)を無理に押しつけても、パッションがなければやろうとしません。そもそもパッションは相手を知らないと分かりません。

 「伝える」で失敗を避けるための3つのポイントがあります。

  • 「伝える相手」の情報を整理する → 相手を知る
  • 相手に合わせた資料に作り変える → 相手に合せる
  • 報告シーンのシナリオを描いて報告する → 念には念を入れる

 次のページから、それぞれについて説明していきます。

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この記事の著者

高橋 威知郎(タカハシ イチロウ)

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