この実証実験は、屋内外の大規模かつ複雑な構造をもつ建設現場において、汎用単眼カメラを装着して巡視する職員の移動経路を3次元の動線として把握することができるか、BIM/CIMを含むデジタルツイン・プラットフォームとSLAMで取得した3次元位置情報を統合することで、安全管理や労務管理のためのツールとして発展する可能性があるか、を検証するために実施されたもの。
Cellidは今後、BIM/CIMなどから構築されたデジタルツイン上に、ウエアラブル・カメラを装着した作業員などの位置情報を反映し、情報の統合を進めていく。また、同一現場で同時に複数の作業員がウエアラブル・カメラを装着・撮影することで、位置情報だけではなく、大規模な現場の点群データなどをスピーディに収集することが可能となる。将来的には、位置測位技術とAR技術などとを組み合わせることで、“AR付箋”などの早期実現も期待できるとしている。