まずは最低限のグローバル基準をクリアし、日本流で勝つ
日置:企業法務へ関わる方法としては法律事務所に勤めるという形もありますが、インハウスロイヤーの重要性というのはどこにありますか?
児玉:まず前提として私が人材採用に関わる上で、弁護士資格の有無は考慮に入れません。インハウスの部長までは法律の知識、能力があれば役割をこなせます。そういう意味では、弁護士事務所を経験したほうが有利かもしれません。弁護士事務所でアソシエイトとして猛烈に働く経験は貴重だと思います。ただ、CLOになろうとすると、弁護士事務所の経験だけでは難しいでしょう。