気候変動対応の分析、ロードマップづくりに動く企業
各企業の気候変動対応の動きは始まったばかりであり、デロイト・トーマツ・グループに寄せられる相談にも、現状把握や現時点の事業ポートフォリオの分析に関するニーズが多いという。
だが、中にはそこから一歩進んで、実際の戦略策定を手伝うケースもある。新型コロナウイルス感染症をきっかけに、このタイミングで長期の経営計画の見直しを行う企業が増えている。30年後の未来を見据えるとなると、気候変動に限らず広くSDGsの考え方を考慮せざるを得ない。こうした文脈で、気候変動も一要素として含めた戦略策定を支援する機会が増えているという。