商船三井では、2019年より大阪大学 梅谷俊治教授の協力の下、数理最適化技術を用いて
- 膨大な組合せの中から最適な「配船計画」を短時間で導き出すアルゴリズム
- 効率的かつ貨物の安全性を考慮した「積み付け計画」
を短時間で作成するシステムを開発してきた。
このうち、「積み付け計画」については、本システムの導入により計画作成時間の40%削減を達成。このシステムによって、意思決定に繋げるだけでなく、属人性を排除することができ、顧客への対応スピード、集荷力の向上が期待されるという。また、荷役効率の向上に伴う、自動車輸送事業における温室効果ガス(GHG)排出量の削減にも寄与するという。
同社は、これらに続きスペースマネジメント業務への数理最適化活用の検討も始めており、自動車船業務の更なる業務効率化を進めていくとしている。