コスメやアートなど「百貨店の得意領域」のDXによる進化
同百貨店が推進する取り組みは、もともと百貨店が得意としてきた領域の進化と、新しい領域への挑戦の2つに大きく分類できる。
得意領域の進化(1):化粧品のOMO「DEPACO」
同百貨店では数年前から化粧品専門の情報サイト「DEPACO」を運営してきたが、店舗販促の一施策の域を出ていなかった。そこで今回、新たに編集部を立ち上げ、豊富でユニークなコンテンツを配信できる体制へと強化。さらに、記事中に登場した商品をその場で購入できるEC機能や、オンライン接客の予約機能なども順次搭載していくことで、消費者が好きなものを好きな時に購入できる仕組みを構築していく構想だという。