富士フイルムは、重点事業領域の1つであるライフサイエンス領域で、コーポレートベンチャーキャピタル(LS-CVC)の始動を発表。世界のバイオベンチャーを対象に、2026年までの5年間で70億円の出資枠を設けている。
同LS-CVCは、日本国内を中心にこれまで展開していた再生医療対象の、少額出資スキームでの実績・経験を基に新しく設計。海外のバイオベンチャーを中心に出資していくという。
今後は、ライフサイエンス領域の事業部門や欧米のビジネス戦略拠点を通じて、先端技術・ノウハウや革新的なビジネスモデルを有するバイオベンチャーにアプローチ。LS-CVCを設置する「ライフサイエンス戦略本部」が中心となり、事業戦略の適合性を判断し、機動的に出資を行っていくとしている。
また、出資先との戦略的提携を通じて、ライフサイエンス事業領域での新たなシナジーを生み出し、既存事業の強化や新規事業の創出を図っていくと述べている。