丸紅と京セラは、画像認識型「スマート無人レジシステム」を活用した、スーパーマーケット向け画像決済サービスの実用化を目指し、実証実験の基本合意書を締結した。
同締結により、両社は本年夏に神奈川県エリアのスーパーマーケット店舗で実証実験を行う予定だという。
今回活用されるシステムは、京セラ先進技術研究所にて開発された独自技術により、重なり合った複数の商品を即座に画像認識するもの。レジ業務の省力化、効率化が可能になるという。また、導入に際しては大規模な設備投資や工事は必要なく、カメラとPC、ディスプレイのみの設置で、低コストで簡単に利用することができるとしている。
両社は同実証実験を通してサービスの向上を図り、将来的には事業化を目指していくという。
システムの特徴は以下のとおり。
- 対象商品の重なりや、手に持った状態でも物体認識が可能:独自開発の物体認識AI技術を活用し、商品が重なって置かれた状態や、利用者が商品を手に持った状態でも、高精度に認識することが可能
- 低コストで簡単:既存のレジ台にカメラとPC、ディスプレイを1台ずつ設置することで導入できるため、大規模な設備投資や工事が不要
- 新規商品の登録が簡単:登録済みの商品を改めて登録する必要はなく、新規商品のみを登録することができ、大幅な時間短縮が可能