欧米で「菓子」だったものが、日本では「お守り」に
誰もが知るネスレの商品に、「キットカット(KIT KAT)」チョコレートがある。
キットカットは、イギリスのラウントリー社が1935年に開発した「チョコレート・クリスプ」が基となり、1937年に正式なブランド名として「キットカット チョコレート・クリスプ」と名づけられた。そして、ラウントリー社は“Have a Break, Have a KIT KAT(休憩しよう、キットカットを食べよう)”という謳い文句で、工場労働者たちに向けアピールした(キットカットのブランドをネスレが買収したのは、1989年のことである)。