LINEは、同社のAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」が提供する電話応対AIサービス「LINE AiCall」を東急カードへ提供し、AIによる顧客対応業務の支援を3月18日より開始した。
同サービスは、LINE CLOVAのAI技術である「CLOVA Speech(音声認識)」と「CLOVA Voice(音声合成)」、および会話制御の仕組みを組み合わせることで、ユーザーの要望に対してAIによる自然な対話応答を実現し、目的を達成するソリューションだという。
今回の導入により、カード会員を対象としたアウトバウンドコールによる支払いの案内を、AIが行うようになるとしている。
試験導入では、AIによるアウトバウンドコール通話の完遂率が95%を記録。なめらかで自然な音声合成を通じた対話応対により、カード会員にストレスを与えない体験を提供すると述べている。
今後は、AIからのアウトバウンドコールでの案内に加えて、顧客からのインバウンドによる各種対応への支援も予定。LINEと東急カードは引き続き、両社が目指すLINEのプラットフォームとの連携によるDX施策の強化を推進していくという。