NTTデータは非営利団体「ESTAINIUM協会」を14の関連企業・団体・学術機関と共に新たに設立した。この協会は業界横断で企業・団体・学術機関のハブとなり、サプライチェーン上の企業間で温室効果ガス排出量データ(製品カーボンフットプリント情報)をセキュアにやりとりできるオープンな基盤を構築し、産業界の脱炭素を目指すという。
ESTAINIUM協会では、以下3つのワーキンググループによって活動を進めていく。
- Technology and Infrastructure:企業間で情報交換するためのインフラ・機能を検討
- Standards and Norms:情報交換するための標準・ガイドラインを確立
- Carbon Capture, Use, Storage & Compensation:CCUS関連の調査、ルール作りなど
NTTデータは上記3つのワーキンググループすべてに参画し、産業界の脱炭素に貢献していくという。また、ESTAINIUM協会における活動を通じて、グローバルの先進的研究事例や最新の政策・規制動向を把握し、日本およびアジアでのカーボントレーシング領域におけるルール作りの推進や、実サービス開発を加速させるとしている。