三菱商事、三菱総合研究所、北海道電力、北海道エアポート、レンタルのニッケン、東芝エネルギーシステムズの6社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より「新千歳空港を中心とした地域における水素利活用モデル構築に関する調査」を受託した。
同調査では、関係者へのヒアリング・文献調査を通じて、電力など他のエネルギーと比較した場合の水素の役割・有効性を明確化し、新千歳空港内の水素需要を再生可能エネルギー由来の水素で賄う可能性を検討するとしている。
主な調査項目は下記のとおりで、事業期間は2022年度を予定しているという。
- 新千歳空港内のモビリティ(地上業務車両他)・熱需要などへの水素利活用に向けた実現可能性調査
- 同エリアでの水素製造・供給の実現可能性調査
- 水素利活用トータルシステムの最適化検討
- ビジネスモデル・技術・制度面などにおける課題の整理
調査を通じた事業性評価により、実用化した場合には、空港を起点とした北海道全域における水素普及拡大や再エネ接続量拡大といった波及効果が期待されるとしている。
各社の役割は下記のとおり。
- 三菱商事:調査全体の取りまとめ、ビジネスモデル検討
- 三菱総合研究所:水素利活用/製造ポテンシャル調査、自立化検討、ビジネスモデル検討、トータルシステム調査
- 北海道電力:水素製造ポテンシャル調査、トータルシステム調査
- 北海道エアポート:再エネ設置ポテンシャル調査、空港内調査
- レンタルのニッケン:水素利活用ポテンシャル調査、ビジネスモデル検討
- 東芝エネルギーシステムズ:マネジメントシステム検討