荏原製作所は、変化するビジネス環境への迅速な対応と、企業競争力の向上を目的に、7月1日付で社長直轄のデータストラテジーチームを新設した。
データストラテジーチームは、DXの技術を通して、データドリブンな戦略策定・意思決定に貢献する社長直轄の組織。具体的にはAI、IoT、AR/MRを活用した、製造業の意思決定のプロセスマイニングにおけるデジタル変革およびデジタルツインの構築、業務効率化・自動化・無人化に取り組むという。これにより、グループ・グローバルでの経営管理の最適化を図り、経営領域における付加価値のある意思決定を実現するとしている。
また、多様な人材が働きがいと働きやすさを感じて活躍できる「競争し、挑戦する企業風土」を実現するため、ヒト・モノ・カネなどの観点からも情報を収集・分析し、客観的なデータに基づいた人材の戦略的なデザインを行っていくという。
加えて、従来は事象が起きてから事後に分析を行っていたが、今後はデジタルツインを併用しながら、リアルタイムでより迅速な意思決定を可能にするため、意思決定に影響がある因子を分析し明らかにしていくと述べている。