UXインテリジェンス協会(UXIA)は、企業の経営層がどの程度UXに注力しているかを審査・評価する「UX注力企業格付け(仮称)」を開始する。
UX注力企業格付け(仮称)は、企業活動においていかにUXが重視されているかを一律に評価。結果を公表することを通して、特に大企業を中心とした日本企業に対してUXへの関心を高め、UX領域への注力を促すことを目的とするという。
この始動の背景には、「明確にUX注力の姿勢を打ち出している企業が、ブランドランキングにおいても高く評価されている」という相関性が明らかになったことがあるという。同協会は、企業に求められる役割が、「商品・サービスを提供する存在」から「顧客の行動実現や目標達成をリアル・デジタルの双方から支える存在」に変わりつつあり、この役割を果たすためには、企業戦略と直結する形でUXを構築する必要があると述べている。
なお、初回のリサーチは8月頃から開始し、結果は10月に公表予定。評価には、8月に同協会が実施する「UX検定基礎」の合格者数などの指標が用いられるという。具体的な評価項目は改めて公表するとしている。