花王とMILIZEは、MILIZEが開発予定の「AI健康可視化ツール」に、花王の「仮想人体生成モデル」を活用する、新たな取り組みを行なうことで合意した。
AI健康可視化ツールは、いつまでも健康でい続けられるような意識づけを行なうため、その時点での将来の医療費を推計して可視化。健康につながる行動変容を促すためのツールとして、2023年の提供開始に向けて開発を進めていくという。
サービスの概要は以下のとおり。
- 健康診断データや、毎日の健康につながる行動・体の情報(歩数、体重、睡眠時間、運動量、健康食品の摂取、ライフスタイルの変更など)を入力すると、その健康状態や行動情報をお金に換算して表示し、将来の医療費を推計する
- 花王の仮想人体生成モデルを用いて、行動や習慣、体の状態の中から病気に関連する可能性の高い項目を推定。ユーザーの健康習慣の維持や、病気に影響を与える可能性のある健康状態の改善を目的とした日々の行動変容を促進する
- 企業の健康経営に活用することも可能。従業員の健康診断データと簡易入力データで、社員の将来の健康状態を可視化することで、健康増進・医療費低減を支援するという。また、お金のライフプランシミュレーターである、MILIZE法人・職域向けサービス「milizePro」の機能追加も検討する予定
- 健康データを持つ企業や、ヘルスケアアプリ・Webサービス提供企業に対して、API経由での提供を予定