スキル寿命の理解と学習戦略が鍵になる
日本では現在「ジョブ型雇用」が注目されているが、アメリカやシンガポールなどでは、AIによるスキルの可視化などが進んだ結果、ジョブ型の先の「スキルベース雇用」に移行していっているという。
「ジョブを分解していくと、従業員一人ひとりの役割、つまりロールになります。これをまた分解すると、従業員の方のケイパビリティ(能力)になり、このひとつひとつの能力をさらに細かく分解していくとスキル(技術)になります。このスキルを可視化することが、これまでは難しかったのですが、これからは、スキルを中心とした形で雇用を維持する『スキルベース雇用』、これが非常に重要になってくるのではないかと考えています」
また、これから習得すべきスキルを考えるにあたり、後藤氏はスキルの有効期間に注目を促した。