ビービットとEPAM Systems Japan(以下、EPAM)は、両社が共通して考える「UXを中心に据えたビジネス構築」を実現するため、戦略策定からシステム構築・運用までをワンストップで支援する「UXファースト・エンジニアリング」の共同提供を開始した。
DXの遅れを助長する風潮「要件・仕様ファーストなUX」
DXが進み、「製品を売ること」だけでなく「体験を提供し、使われ続けること」の重要度が高まり、ビジネスにおいて必然的にどのようなUX/CX(ユーザ・エクスペリエンス/カスタマー・エクスペリエンス)を提供するかが問われるようになっているという。
多くの日本企業では、UX/CXスキルを持った人材を自社で抱えているケースは少なく、外部企業の支援を求めているケースが多い。しかし実際は、日本企業向けソリューションの多くは、体験中心ではなく、ビジネスやITシステムを中心にしながら「後からUXも付け足す」という考え方が支配的だとしている。これにより、多くの企業が「より良いUXが生み出せると思ったのに、いざ出来上がってみたら、思っていた理想的なUXとは何かが違う」という状況に陥っているという。
従来のtoC向けアプリを含むITシステムは、上流工程で定義された要件や仕様を基に開発され、その範囲でUXを設計するというプロセスが一般的であった。しかし、顧客嗜好の変化が激しい現在、そうした定型的な開発スタイルではユーザに響くものや、本当に使われ続けるサービスが生み出しにくくなってきていると、同社は述べている。
今回、ビービットとEPAMは、両社のケイパビリティをあわせ、UXファーストなエンジニアリングを実現するためのワンストップ支援の提供を開始すると発表した。
ビジネス構築から運用での事業成長までをカバー
ビービットが課題としていた「UXファーストを維持しながら、高品質なITシステムの設計・構築を行う」という機能を、EPAMとの共同提供によって補完し、UXファーストな企業支援をエンドツーエンドで提供することが可能になったという。
UXファースト・エンジニアリングの共同提供によって、特にエンタープライズ企業においてアプリなどデジタルサービスのシステム開発において行き詰まりを感じている人、本当にユーザーに使われ続けるサービスを作りたい人の課題を解決するとしている。
「UXファースト・エンジニアリング」説明会の実施
3月28日(火)18時より、EPAM Systems Japanのビジネスヘッドである高橋宏氏と、ビービット 執行役員CCO 藤井保文による対談形式で、UXファースト・エンジニアリングを語る説明会を実施するという。
ディスカッショントピック
- なぜ日本のDXがここまで遅れたのか
- 海外先進事例に見る「UXファースト」とは
- 両社のUXファーストな取り組み事例
日時・形式
- 3月28日(火) 18:00~19:30
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オンライン/リアルのハイブリッド形式
※リアル会場は大手町のビービットオフィス。会場のキャパシティに制限があるため、リアル参加は抽選となる
※リアル参加申し込みの〆切:3月17日(金) 15:00
※オンライン参加申し込みの〆切:3月27日(月) 15:00
※詳細はプレスリリースにて