電通デジタルは、デジタル化社会における人間味のある顧客体験を「Humanized Digital Experience(ヒューマナイズド デジタル エクスペリエンス)」(以下、HDX)というコンセプトとして定義し、その実現を支援するサービスを開始する。
同コンセプトは、プロシードと共同で構想・開発し、同社との業務提携による第1弾として、次世代型コンタクトセンター組織構築のためのソリューションを提供開始。コンタクトセンターが有する顧客対応能力や人材を活かし、従来からの電話応対だけでなく、EC対応や接客など統合的なデジタルチャネル顧客体験提供を行う「Human Centered DCC(=Digital Contact Center)」へのアップデートを目指し、構想から戦略立案、運用まで企業に伴走した支援を行うという。
具体的には、両社が持つCX(カスタマー・エクスペリエンス)の実践知のもと、組織マネジメントフレームの設計・構築やそれらを定着化させる体制作り、従業員のリスキリングなどのHDXを推進するための人材育成のほか、AIなどの先進テクノロジーを活用することで、顧客体験向上だけでなく働き手側の顧客対応負荷削減を実現。従業員のWell-being課題の解決にも寄与するとしている。
電通デジタルは今後、HDXの構想に基づいたサービスの提供範囲の拡大に向け、DX支援サービスを提供するデータアーティスト(2023年4月より電通デジタルと合併)とも連携し、人とテクノロジーの力を融合・最大化したサービスを提供する予定だという。