電通デジタルは、2023年に新設した企業の新規事業創造を支援するクロスファンクショナル組織「電通デジタルBIRD」発の新ソリューションとして、Web3ビジネスの構想を支援する未来予測ツール「Web3未来曼荼羅」を提供開始した。
Web3領域での新規ビジネス創出のニーズは高まっているものの、Web3の社会実装はまだ黎明期であり、新たな技術をどのように企業活動に取り入れれば良いかわからずにいる企業も少なくないという。
こうした背景を受け、電通デジタルでは、Web3時代に企業が新規事業、既存事業の拡張でどのようなイノベーションを生み、どのように事業を変革するかの構想を支援すべく、Web3が一般化する未来の社会や生活者がどう変化するかを予測したWeb3未来曼荼羅を開発。
Web3未来曼荼羅では、COMPANY・CITIZEN・SOCIETYの3つの「カテゴリー」を起点に、Web3時代に重要となる9つの「視点」で分類し、そこから未来に起こり得る計45個の「兆し」を網羅的にまとめているという。
一つひとつの「兆し」に対応する事例紹介ページで構成され、定性的なトピックと定量データのほか、生活者・社会・ビジネスの変化予測をまとめている。特に、生活者目線でのサービス構想につなげられるよう、生活者環境と意識をBefore/Afterの形式で掲載していると述べている。
また、電通デジタルBIRDでは同ツールを用いたコンサルティングサービスも行っており、ツールで得たWeb3時代における顧客体験・価値創造の「兆し」と、電通デジタルの生活者視点の課題解決力を掛け合わせることで、生活者の心を動かす新規サービス創造やWeb3サービス開発を支援するとしている。