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実践フェーズの人的資本経営

みずほFGが人的資本開示に込めた、旧来型の組織文化・行動様式からの脱却──上ノ山CHROの挑戦

【第4回】ゲスト:株式会社みずほフィナンシャルグループ 上ノ山信宏氏

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脱・減点主義 コミュニケーションによる評価へ

田中:2023年の統合報告書で、もう一つ気になった開示項目があります。「自律的な挑戦・成長を後押しするフィードバック運営の見直し」という項目です。他社の報告書ではあまり見ないものですね。上司と部下の関係性、評価者と被評価者の関係性に対しても投資をされているのだろうと感じました。

上ノ山:50年前の高度成長期を振り返ると、金融機関というのは国内営業店を中心とした極めてシンプルな事業モデルで、そこに毎年優秀な人たちがたくさん入ってくるという状態でした。そうした環境下での人事は、極端に言えば「一部の限られたエリートを選別する」システムでした。

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やつづかえり(ヤツヅカエリ)

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