大阪ガスは、同社子会社であるOsaka Gas Energy Oceania(以下、OGEO)を通じ、豪州の再生可能エネルギー(以下、再エネ)電源開発事業者であるACE Power Development (以下、ACE)と、豪州東部にて合計30万kW超の大規模集中型太陽光発電事業および合計50万kW超の蓄電池事業を共同開発することに合意した。Daigasグループとして初めての豪州における大規模集中型太陽光発電事業および蓄電池事業への参画だという。
同事業では、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州における大規模集中型太陽光発電所の開発と、再エネ導入にともなう電力系統の不安定化に対応する調整力として蓄電池の開発を検討。OGEOとACEの100%子会社であるACE Genesisは今後、案件ごとに合弁会社を設立し、同事業に係わる許認可や系統接続許可の取得、および電力販売契約の締結などの事業開発を行う予定だとしている。
Daigasグループは2030年度までに、自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて、国内外で500万kWの再エネ電源の普及に貢献することを目指している。今後は、蓄電池事業の拡大も通じて、再エネの導入加速と電力系統の安定化に貢献するとともに、脱炭素社会の実現に取り組んでいくという。