東急不動産とリニューアブル・ジャパンは、今後数年間でスペインを中心にイタリアなど南欧地域で合計1GW(=1,000MW)の再生可能エネルギー発電所の開発および保有を目標として、共同出資に係る協定書を締結。同協定書に基づく取り組みの第1弾として、9月末にスペインのシウダード・レアル県マンサナレスに所在する太陽光発電所を取得した。
共同出資を行うスペインを中心とした南欧地域は、日射量が多く、太陽光発電に適する緩やかな丘陵地帯も豊富なことから、太陽光発電所の開発において魅力的な市場となっており、今後も安定的な事業機会の確保が見込まれるという。当面の間は、リニューアブル・ジャパンのスペイン現地法人を通じて、現地スタッフが構築したローカルネットワークを活用し、太陽光発電所の開発を行う予定だとしている。
今回の協定書締結を機に、両社はスペインを中心とした南欧地域で、東急不動産の総合ディベロッパーとしてのリソースとリニューアブル・ジャパンの開発から運用・管理の一気通貫体制を組み合わせ、共通の価値観を持つ現地企業とのパートナーシップを強化していくという。