住信SBIネット銀行は、カーボンクレジット事業および林業・林政DX事業の推進を行う新会社「テミクス・グリーン」を設立したと発表した。
テミクス・グリーンでは主として以下の事業に取り組んでいくという。
- J-クレジットの売買・媒介
- J-クレジット発行に関するコンサルティング(森林経営計画策定に関するコンサルティング、J-クレジット申請書類の作成代行など)
- 林業・林政DXに関するコンサルティング
同事業を推進するにあたり、テミクス・グリーンは、住信SBIネット銀行、マプリィおよびセールスフォース・ジャパン(以下、セールスフォース)との協業による体制構築を検討していく。住信SBIネット銀行の資本業務提携先であるマプリィとは、同社が有する地理空間情報アプリプラットフォームサービス「mapry」を活かし、林業DXに向けたサービス開発・提供を実施。セールスフォースとは、「Salesforce Platform」を活用して、自治体向けに林業DXを支援するという。また今後、様々な企業とのアライアンスを推進する予定だとしている。
テミクス・グリーンでは、10月より複数の自治体・銀行などと協定を締結し、カーボンクレジットおよび林業・林政DX事業のビジネスモデルを確立するとともに、森林由来以外のクレジット創出やカーボン・オフセット手法の確立などについても検討。林業・林政DXによるコスト削減および業務の効率化、創出されたカーボンクレジット売却益の林業への再投資により、GXを加速するという。